Atlas Runa
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Beginner Japanese Stories

Issun-boshi

むかし、山の近くに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。二人は子どもがほしいと思い、毎日、神社でおいのりをしていました。ある日、おばあさんに小さな男の子が生まれました。男の子は、手の指と同じくらいの大きさでした。二人は、その子を一寸法師と名づけました。
一寸法師は、体は小さくても、とても元気でした。おじいさんは、小さな道具の使い方を教えました。おばあさんは、小さなおわんにごはんを入れました。一寸法師は、すくすく育ちましたが、体は小さいままでした。
ある春の日、一寸法師は都へ行きたいと言いました。「都で働いて、立派な人になります」と、二人に話しました。おじいさんは、ぬい物の針を一本わたしました。針は、一寸法師の刀になりました。おばあさんは、おわんと二本のはしを用意しました。
一寸法師は、おわんを川にうかべました。おわんはふねで、はしは水をこぐ道具です。川の水が速い所では、しっかりおわんにつかまりました。何日も川を下り、やっと都に着きました。
都には、人も家もたくさんありました。一寸法師は、大きな屋しきの門をたたきました。屋しきの主人は、小さな旅人を見ておどろきました。一寸法師の話を聞き、「ここで働いてください」と言いました。一寸法師は、主人のむすめの手伝いをしました。
一寸法師は、毎日まじめに働きました。小さなすき間に入って、落とした物を見つけました。屋しきの人たちは、勇気のある一寸法師が好きになりました。
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ある日、一寸法師はむすめといっしょにお寺へ行きました。帰り道で、二人のおにが急に現れました。おには、むすめをつれて行こうとしました。一寸法師は針の刀をぬき、おにの前に立ちました。大きなおには笑い、一寸法師を口の中に入れました。
一寸法師は、おにのおなかの中で針を使いました。おには「いたい、いたい」とさけびました。そして、一寸法師を口から出しました。一寸法師は、もう一人のおにの目の近くへとびました。二人のおにはこわくなり、山へにげました。
道には、おにの小さな木づちが残っていました。その木づちには、ふしぎな力がありました。むすめが小づちをふると、一寸法師の体が大きくなりました。一寸法師は、むすめと同じくらいの大きさになりました。二人はよろこび、いっしょに屋しきへ帰りました。
その後、一寸法師は都で大切な仕事をしました。そして、おじいさんとおばあさんを都へつれて来ました。二人は、大きくなった一寸法師を見て、なみだを流しました。一寸法師は、古いおわんと針を大切にしました。ときどき二つを見て、川の旅を思い出しました。

Comprehension Quiz

一寸法師は、どのくらい小さかったですか?

一寸法師のふねは何でしたか?

一寸法師は、おにのおなかで何を使いましたか?

一寸法師の体を大きくした物は何ですか?

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